さかがみ かおり
坂上 香織
プロフィール
元アイドル
本名 同じ
生年月日 1974年7月29日(42歳)
出生地 長崎県長崎市
嘉悦女子高等学校中退
血液型 A型
活動期間 1987年 -
所属事務所 ライジングプロダクション、フロム・ファーストプロダクション
小六の時、美少女ゆえ、荻野目洋子のコンサートを観に行った時にスカウトされて芸能界入りした坂上香織。「第2のゴクミ」と呼ばれ、翌年には『独眼竜正宗』、次の年には『春日局』と大河出演二連発の快挙を成し、歌手としても『ザ・ベストテン』の注目曲や注目アーティストを紹介する「スポットライトコーナー」にも出演。さらに、当時のアイドルにとって登竜門とされていたグリコのCMにも出演。順風満帆、滑り出し絶好調。
1993年にアイドルから一念発起し、いきなり『週刊プレイボーイ』でヌードを披露した坂上香織。後に「女優転身への決意の表れだった」と何かのインタビューで答えていましたが、その言葉通り、それ以降ずっと脱ぎ続けているのです。
出し惜しみする気などまったくない彼女の姿勢に、心の中で大拍手。美乳だし。
『紅薔薇夫人』は、杉本彩の『花と蛇』のような一大ブームは巻き起こせなかったものの、官能映画の世界にはマニアックなファンがたくさん存在することにも納得です。
三十路を過ぎた彼女の裸体は、少し隙があって本当にいやらしい。
妖艶と言ってしまえばそれまでですが、妖艶なのは、その前年に撮影された香港との合作映画『紅蜘蛛夫人』。『ミザリー』をオマージュした海外初進出作で、彼女はこの作品でももちろん脱いでいます。本当に美人なのに潔い女優です。
設定は、団巨匠お得意の没落した名家の奥様が、借金のかたにやくざに売られ、調教されてゆくというもの。絶望的な背景の中、犯され続ける坂上香織の悲壮感漂う演技は秀逸で、おまけに自分の娘までやくざに犯されてしまうという救いのないラストシーンまで、縛られたまま名演技を見せ続けます。
Wink、西田ひかる、高岡早紀、深津絵里、中山忍、田中律子と錚々たる同期アイドルの中で揉まれながら生き抜いてきたせいか、アイドル演技最低限のボーダーラインをはるかに越える高い演技力、掘り出し物的美乳、いい具合に引き締まった尻。“忘れられた恥じらいがそこに……”という感じ。『紅薔薇夫人』は、日本人の好みがたっぷり詰まった名作と言えるでしょう。
恥じらいながら「吊り縛り」「蜘蛛の巣縛り」「薔薇縛り」を次々と披露する背徳の未亡人(ちなみにいずれの縛りも、新宿三丁目の「趣味と出会いの夜カフェ・happy」のマスターの手によるものらしいです)。現代の強い女性もかっこいいとは思いますが、弱さゆえ、運命に翻弄されてゆく女性には、得も言われぬエロスが詰まっています。エロくなりたい人は、上目遣いやボディタッチの仕方ばかり練習せずに、こういう作品を観てはどうかと思います。弱いだけじゃなく、芯の強さを併せ持つ女性の美しさがわかるはず。
http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0412/mes_150412_1975569508.html