どうぐち よりこ
洞口 依子
プロフィール
本名 葛西 依子
生年月日 1965年3月18日(51歳)
出生地 東京都
身長 164 cm
血液型 A型
職業 女優、タレント
活動期間 1985年 -
夫 NHKディレクターの男性(1997年結婚 )
事務所 テアトル・ド・ポッシュ
女優・洞口依子は、3月18日生まれの東京都出身。学生時代、篠山紀信が撮影を担当していた『週刊朝日』の表紙モデルに抜擢されたのをきっかけに芸能界デビューを果たした彼女は、その後、雑誌『GORO』で連載されていた篠山紀信の人気グラビア「激写」でヌードを披露するなど、活躍しはじめました。
そして、1985年に、当時新進気鋭の監督だった黒沢清の映画『ドレミファ娘の血は騒ぐ』に主演。ジャン・リュック・ゴダールの影響も色濃いこの作品に、映画初出演にして初主演という、まさに選ばれた者のみが経験するかたちで女優デビューを飾ったのです。
その後も、同作で共演した伊丹十三の監督作『タンポポ』『マルサの女2』や、大ヒットとなったTVドラマ『愛という名のもとに』などに出演することでブレイクした洞口依子は、インディペンデント映画とメインストリームの両方で幅広い人気を得る特別な女優のひとりとなっていったのです。
1990年代後半には、黒沢清監督の『勝手にしやがれ!!』シリーズや、傑作映画『CURE』『ニンゲン合格』、岩井俊二監督の『スワロウテイル』などの話題作に出演するなど活躍が続いていた洞口依子ですが、2004年に“子宮頸癌(しきゅうけいがん)”を発病し、闘病生活を余儀なくされました。
子宮と卵巣を全摘出することになったという過酷な日々を経験した洞口依子が、その闘病のすべて(癌の発覚から、闘病の末に回復・再生していくまで)を自ら綴ったドキュメントが、著書『子宮会議』(小学館刊)です。多くの方に感染の可能性があるこの病のことを知るためにも、ぜひ読みたい1冊です。
http://music-book.jp/book/news/column/106936