さわだ あやこ
沢田 亜矢子
プロフィール
別名義 沢田 元美 (本名)
生年月日 1949年1月1日
現年齢 67歳
出身地 北海道
北海道北見北斗高等学校、国立音楽大学声楽科中退
血液型 A型
公称サイズ(時期不明)
身長 / 体重 160 cm / ― kg
所属芸能事務所 オフィスのいり
夫 マネージャー松野行秀と1995年結婚 2001年離婚
「今度、奈美悦子さんと昭和の歌を歌いながら、しゃべりまくるライブをやるんです」と明るく語る。2人ともいつの間にか65歳をすぎた。お互い離婚とかいろいろなことがあってもう怖いものもないし、言いたいことを言おうということから企画した。
「2人とも前期高齢者なのに、きれいね、若いね、ぜい肉ぜんぜんついてないよね、という見本を見せようって」
時に「65すぎたら仕事なくなるよね。ババアはいらないのかね」などと毒舌をまじえ、奈美と縦横に語り歌いまくる予定だ。
北海道北見市出身。高校卒業後、東京の国立音楽大学声楽科に入学した。「歌が好きだったし、世界を股に掛けた声楽家になろうと希望をもって東京にでてきたんです。でも周りが経済的にも才能的にも恵まれていて、やっぱり“田舎の天才”はだめだと思い知らされました」
挫折し大学は休学。東京・高輪プリンスホテルでピアノの弾き語りをしているとき、スカウトされ芸能界入りした。
「今みたいにオバサンじゃあなく、自分で言うのもアレですけど、若くてきれいで初々しかったから、実力なんか二の次三の次で、仕事がたくさんきました」
事務所を二転三転した末に入った事務所がよかったと回顧する。森光子さん、黒柳徹子、佐久間良子など錚々(そうそう)たる芸能人を擁する事務所で、社長の吉田奈保美さんは戦後の芸能マネジャーの草分け的存在。沢田は「アザミの歌」で歌手デビューした。俳優としての実質的なデビューは森さん主演のドラマ「じゃがいも」(1973年、向田邦子脚本)で、森さんの娘役を演じた。
「まだ北見弁が残っていたので、森さんに山の手のお嬢さん役なのに訛(なま)るんじゃないって叱られました。吉田さんからも、“なんであんな下手な芝居するのよ”って厳しいダメだしが入る。鍛えられましたね」
初々しさと愛らしさがうけ、「大岡越前」などの時代劇やドラマの仕事が殺到した。さらに日本テレビ系「ルックルックこんにちは」の総合司会に抜擢された。プロデューサーから、「司会者はしゃべりがうまいとか、きれいだとかを出したがるけど、いっさいやめろ!」と言われた。言いつけを守って、地味な格好をしてボーッと座っていたという。それで視聴率が急上昇したのである。
「顔が売れてくるにつれてドラマの仕事も増え“2時間ドラマの女王”なんて呼ばれたこともあります」
仕事が山積するなか、最大のターニングポイントがくる。ある男性との間に子供ができ、休暇という名目でアメリカに行き、密かに長女を出産したのである。長女は「妹の子」ということにして4年間、実子であることを隠してきたが、吉田社長の死後、情報がメディアに出て騒動の渦に巻き込まれた。
「母になって人生観がかわりましたね。責任感がぜんぜん違う。とにかく、子供を飢えさせないため、なんでもやって生き残らなければという気持ちでした。この騒動で仕事を失うかなと思ったら逆で、いっぱい仕事がきて“オーッ”って気分。世の中、敵が半分いれば味方が半分いるんですね」
そんな騒動も今は昔だ。娘は30歳になり独立。沢田さんは3匹の猫と暮らしている。
「手前みそになりますけど、今30%近くが高齢者でしょ。私たち団塊の世代は戦後の高度成長を担ってきたわけです。だから高齢者の生きる見本というものを私たちが作らなきゃいけない。高齢者は家に引きこもって、嫁とか孫とかそういうことばっかりで世界を作っていちゃいけない。もっと社会にアプローチしていくことをやろうねって、奈美さんとも話すんです」
http://www.zakzak.co.jp/people/news/20151016/peo1510160830001-n3.htm