女優・有森也実(48)が26日に放送されたNHK「ファミリーヒストリー」(後7時30分)に出演し、両親の隠された恋愛話を知り涙した。
父・正行さんは約30年間、家族と離れ単身、佐賀で宮司を務めている。昨年なくなった母・久子さんとは長い間別居生活だったという。「離婚するもんだと思っていた。子供には分からない結びつきがあるんだなと思っていた」と番組の冒頭で語った。
父と母は東京で出会い恋に落ちた、父が家業の神職を継ぐために、佐賀に帰ると、母が追いかけて佐賀に来たという。そこで母は芸能事務所からスカウトをされるが父の反対で断念。そして、母の実母が病気になり東京に戻ると、今度は逆に父親が神職を辞め東京にやってきたという。「知らないことだらけでした」と有森は驚く。
そして、会社を興したものの倒産した父は、家族を残し単身、佐賀の神社へ。昨年1月に母はなくなったが、父は宮司の仕事が多忙で母の死に目には会えなかったという。
VTRで取材に応じた父が「養う力がなければ、いない方がいいんです。私の弱さです」と別居を決断した思いを語る姿を見て、有森の目に涙が。さらに有森が知らない間に、父が母にこっそり会いに訪れ、母が大喜びしていたという知人の話も。両親の深い絆を知り有森は涙を流した。進行役の今田耕司(50)から「まるで『東京ラブストーリー』みたい」と言われると、ようやく笑みが広がった。
有森は「父は神様の仕事をして、母は果たせなかった自分の夢を私にみつけてくれて…。親孝行できたかどうか分からないけど、それぞれの場所で頑張るあり方が有森家なのかな」と感慨深げに振り返った。
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20160526-OHT1T50153.html
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